こんにちは。
パリのノートルダム大聖堂の修復がほぼ終わり、やっと復活を成し遂げたとのことで、内部の様子やステンドグラスの状況を見に行ってきました。
大聖堂の復活
2019年4月、ノートルダム大聖堂が火災に見舞われ、屋根や尖塔が焼け落ちた映像が世界中に衝撃を与えました。あの映像を覚えている方も多いのではないでしょうか?
当時フランスに住んでいた私は、夕食の支度をしている最中にふとテレビを見ると、屋根から黒煙がもうもうと立ち上る大聖堂の姿が速報で映し出されていて、それはもうびっくりしたのを覚えています。カトリック信者ではない私でも、パリの象徴ともいえるこの建物が燃えている光景には、言葉を失いました。

あれから約5年。修復作業が着々と進み、2024年12月に待望の復活セレモニーが行われました。マクロン大統領をはじめ、歴代のフランス大統領や各国の要人、修復に携わった職人たちが出席し、テレビ中継では新しくなった大聖堂の内部が公開されました。そして、一般公開も同時にスタート。
そんなわけで、私も先日、実際に大聖堂を訪れてきました。
実際に訪れてみた
訪れたのは2月の土曜日、朝10時頃。事前にアプリで予約したほうがいいと信じ込んでいたのですが、フランスのテレビニュースで「予約なしでも割と待たずに入れる」と言っていたので、試しに行ってみることに。結果、15分ほど並んだだけで、スムーズに入ることができました。
中に足を踏み入れると、まるで新築のよう。石(柱や壁、天井)の部分は新しく、ほとんどの部分が明るいベージュ色で、天井から吊るされた金色のシャンデリアがまるで宮殿のような雰囲気を醸し出していました。


こうも明るいと、ステンドグラスの存在感が少し薄れてしまうようにも感じました。これはシャルトル大聖堂もそうでしたが、修復後やステンドグラスの洗浄後は、たしかにきれいになって全体が明るくなるものの、歴史ある厳かな雰囲気や重厚感はやや薄れてしまうかなと。一方、ガラスのオリジナルの色が分かったりするのは楽しめますし、各礼拝室の壁の装飾画などもカラフルで一見の価値ありです。
知り合いのフランス人に、「宗教施設としては結構キラキラだったわ」みたいな感想を述べたところ、「ああ、でもそれが創建当時の状態だったらしいから、興味あるよ、行ってみたい!」とのこと。
ステンドグラスの見どころ
幸い、ノートルダム大聖堂のステンドグラス自体に大きな損傷はなかったようで、主に洗浄作業が行われたようです。見どころはやはり、13世紀に作られた三つのバラ窓でしょうか。修復後もその美しさは健在でした。あとは一部洗浄されていない(ように見える)ステンドグラスもありました。


一方で、現在議論を呼んでいるのが、南側にある19世紀ステンドグラスの問題。マクロン大統領の主導で、この6つの窓を現代アートのデザインに置き換えるプロジェクトが進行中で、賛否両論を巻き起こしています。この件については、また別の機会に詳しく書こうと思います。
訪問の感想
予想よりスムーズに入れたとはいえ、内部はかなりの人混み。観光客ばかりかと思いきや、フランス人の姿も多く見かけました。ノートルダム大聖堂は、観光地として名高いですが、やはりフランス人にとって特別な場所なのだということを実感しました。
ちなみに、内部の修復は終了していますが、まだ屋根の尖塔周りや大聖堂東側には足場が残っています。パリ市のサイトによると、屋根の足場は2025年の半ばまでに、その他の足場はあと3年くらいは必要とのことです。
火災からの復活を遂げたノートルダム大聖堂。機会がありましたら是非新しくなった姿を、見に行ってみてくださいね!

